二階氏、中国の胡春華副首相と会談
【北京=竹内悠介】中国を訪問中の自民党の二階俊博幹事長は28日、北京の中南海で胡春華副首相と約30分間、会談した。習近平(シー・ジンピン)国家主席が主導する広域経済圏構想「一帯一路」について「大きなポテンシャルを持った構想だ」と述べた。
二階氏は26日、安倍晋三首相の特使として一帯一路の国際会議に参加した。胡氏は二階氏の参加に関して「日本の一帯一路フォーラムへの重視を表し称賛したい」と話した。日中関係については「これからもよりよい発展を促していきたい」と語った。
胡氏は25人いる中国共産党指導部の政治局員で、ポスト習世代の一人とされる。二階氏は会談後、記者団に「日本も大切な要人と考えていかないといけない」と述べた。
二階氏は28日、中国国際経済交流センター理事長の曽培炎・元副首相とも北京で会談した。