ブランド外せば売れる服 不良在庫は宝の山
それでも、アパレルと生きる(4)
百貨店やセレクトショップ。きらきらとした空間に一歩足を踏み入れれば、そこには華々しく並べられたアパレルの数々。だが、実はそのうち売れるのは半分だけ。日本では年間15億着が売れ残り、不良在庫となっている。
そんな現実を逆手にとり、新しいビジネスへと結びつけた起業家がいる。FINE(名古屋市)代表の加藤ゆかりだ。
ワンピースにブラウス、スカート。奈良市にあるFINEの工場。作業台に並ぶのはメーカーが...
アパレル業界に元気がない。聞こえてくるのは大量閉店やブランド撤退などリストラに関するニュースばかりだ。「それでも、アパレルと生きる」。やっぱり服が好き、ファッションが好きな人たちがアパレルに集まってくる。業界の常識を乗り越え奮闘する経営者やデザイナーたちを追った。(この連載は本編4回、番外編2回で構成します)
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