米北朝鮮担当、欧州訪問へ 非核化を協議
【ワシントン=中村亮】米国務省は6日、ビーガン北朝鮮担当特別代表が8~11日の日程でブリュッセルとベルリンを訪問すると発表した。7月中旬にも再開する米朝の実務者協議に向けて、北朝鮮の非核化の手順などについて協議する。訪欧中には韓国外務省の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とも面会する。
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は6月30日、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店で3回目の首脳会談を開いた。ポンペオ米国務長官は首脳会談を踏まえ、非核化の手順などを議論する実務者協議が7月中旬にも開かれるとの見通しを示していた。
米メディアによると、ビーガン氏は北朝鮮の核開発凍結と引き換えに見返り措置を講じる段階的な非核化を認める考えにも言及しており、実務者協議で取り上げる可能性がある。