日産、世界生産15%減 19年度計画 9年ぶり低水準
日産自動車は2019年度の世界生産台数を、18年度の実績見込みに比べ約15%少ない460万台程度とする方針を固めた。取引先に伝え始めた。10年度以来、9年ぶりの低水準だ。値引きによるブランド力低下や新車種の不足が響く。元会長のカルロス・ゴーン容疑者が進めた拡大路線を修正する狙いもある。仏ルノーとの新体制にとって業績立て直しが最優先課題となりそうだ。
日産は過去10年近くにわたり販売台数を伸ばして...
日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。