アジ干物、40年ぶり不漁でピンチ ホッケが王座狙う?
日本の朝食を彩るアジの干物。新型コロナウイルスの影響により家で食事する機会が増え、売り上げも好調だ。しかし実はその陰で「干物の王様」の地位が揺らいでいる。原料のアジが約40年ぶりの大不漁。輸入も減り、アジの価格が上昇しているのだ。漁獲好調なホッケに王座を狙われている。
アジ漁獲量は年々減少
アジは世界中に100種類以上。日本近海でとれるのはマアジにムロアジ、マルアジなどで、マアジの漁獲量が最も多...
モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。