大京、芦屋にエネルギー消費量8割減のマンション
大京はエネルギー消費をゼロに近づけたZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)のマンションを兵庫県芦屋市で竣工したと発表した。ZEHの中でも、エネルギー消費量を75%以上削減できる「ニアリーZEH」の基準を満たす。価格は3LDK(74.3平方メートル)で4500万円台から。省エネ効果で入居者は年間で電気代など約13万4000円を削減できるという。
竣工した「ライオンズ芦屋グランフォート」は、エネルギー消費量を実質8割削減できるマンション。断熱仕様を大幅に強化したほか、アルミ・樹脂の複合サッシを採用。発電効率の高い燃料電池「エネファーム」の設置などで全住戸で平均32%の省エネができる。一方、屋上に設置した太陽光発電パネルによる発電でエネルギーを創出する「創エネ」で、消費エネルギーの48%分の削減を実現した。
太陽光発電や蓄電池などを備えていることで、災害時に昼夜問わず電気を使用できる設計になっている。共用部、専有部それぞれで発電設備などを備え、停電などが起きた際にもエレベーターや共用部の水道などが使える。
販売価格は4500万~7500万円台を想定しており、同地域・同規模のマンションと価格帯は変わらない。
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