ANAが香港路線縮小、デモによる需要減に対応
全日本空輸(ANA)は31日、香港路線を縮小すると発表した。成田空港と香港を結ぶ路線を減便するほか、関西空港発着便の機材を小型化し、中部空港発着の路線は運休する。香港行きが現地で続く大規模デモにより需要が減少していることに対応する。ANAが香港線を減便するのはデモの発生以降では初めて。デモの影響が日本の航空会社にも広がってきた。
12月1日以降実施する。成田―香港線は現在の週14往復から週7往復に減便する。週7往復運航している中部―香港便は運休となる。
関空―香港便は現在米ボーイングの中型旅客機「767-300ER(席数202)」を使用しているが、12月1日以降は欧州エアバスの小型旅客機「A320neo(席数146)」に切り替える。
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