北陸銀行、省エネコンサルで二酸化炭素1336トン削減
北陸銀行は30日、省エネのビジネスマッチングで、取引先の二酸化炭素(CO2)排出量を1336トン削減したと発表した。省エネのノウハウを持たない中小・中堅企業と、都心部で省エネ事業を手掛ける会社とを結びつけ、地元企業の脱炭素化を支援してきた。
提携先は新電力事業や発光ダイオード(LED)照明の貸し出しなどを手掛けるネクシィーズ(東京・渋谷)で、2017年の7月から連携している。
ネクシィーズは、北陸銀の取引先に初期費用なしでLEDや省エネに対応した空調機器などを貸し出し、CO2の削減を支援した。取引先は、毎月設備のレンタル料をネクシィーズに払い、5年後には設備を自社のものにできる。6月末時点で成約社数は569社で、物件数は943件となった。
北陸銀行の担当者は「毎月のレンタル料を電気代の削減でその分を埋め合わせることができ、取引先からも好評をいただいている」と話している。
地方銀行や信用組合、信用金庫の最新ニュースをまとめました。人口減少が進む地方で経営統合による経営力強化や新規事業、地方企業育成などを進める各金融機関の最新ニュースや解説をお届けします。