アンジェス、新日本科学と提携 コロナワクチン開発で
新型コロナウイルスのワクチンを開発する大阪大学発のバイオ企業アンジェスは21日、新日本科学と提携したことを発表した。新日本科学は動物実験(非臨床試験)を行う医薬品開発業務受託機関(CRO)大手。ワクチンの安全性を検証する動物実験を新日本科学が担当し、実用化のスピードを速める狙いだ。
アンジェスはこれまで大阪大やタカラバイオと新型コロナウイルスのワクチンを開発する方針を発表。その後、化学メーカーのダイセルやCRO大手のEPSホールディングス(東京・新宿)なども開発計画に参加すると発表した。
現在はワクチン候補を使った動物実験を進行しているという。当初は9月にもヒトへの治験を開始する見込みだったが、新日本科学の参加で動物試験の順調な進捗を目指す。今後は厚生労働省と協議した上で、ヒトへの治験が早まる可能性もあるとしている。
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