太宰府で「令和」の記念企画展、九州国立博物館で
新元号「令和」ゆかりの福岡県太宰府市にある九州国立博物館で、改元を記念し、引用元の万葉集の一節が生まれた「梅花の宴」を開いた大伴旅人にまつわる企画展が23日から開催される。
大伴旅人と九州のつながりがテーマで、旅人が大宰府政庁に任官した8世紀ごろの様子を紹介する。万葉集の写本や、当時のものとみられるすずりや鬼瓦といった大宰府政庁跡の出土品などが展示される。
ゴールデンウイーク中の5月6日には太宰府の歴史や文化を学ぶ集まり「太宰府発見塾」の森弘子塾長が講演し、旅人が影響を受けたとされる中国との関係などを紹介。森塾長と島谷弘幸館長の対談も予定している。担当者は「展示を通して当時の情景を感じ、思いをはせてほしい」としている。
企画展は12月22日まで。休館日は月曜で、祝日の場合は翌日が休館。ゴールデンウイーク中は休まず営業している。入場料は一般430円。〔共同〕