米国株、ダウ続伸で始まる 一時400ドル超上昇 中国など海外株高で
【NQNニューヨーク=戸部実華】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸して始まった。午前9時35分現在、連休前の2日と比べ361ドル97セント高の2万6189ドル33セントで推移している。その後、上げ幅は一時400ドルを超えた。中国景気の回復期待などで6日の同国の株式相場が大幅に上昇した。アジアや欧州の主要な株式相場に買いが広がり、米国市場でも投資家心理が一段と改善した。
中国の上海総合指数は6日に5.7%上げ、2018年2月以来の高値となった。景気回復の期待や政府系メディアが株高を支持する論説を掲載したことなどが背景にある。米国市場でも景気敏感株が買われ、ゴールドマン・サックスなど銀行株、化学のダウ、航空機・機械のレイセオン・テクノロジーズの上げが目立つ。中国売上高が大きいスマートフォンのアップルも高い。
航空機のボーイングも買いが先行した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが5日、運航停止中の主力小型機「737MAX」の運航再開に向けた新たな試験飛行が早ければ週内にも実施されると報じた。