気候変動対策に逆風 米政権、コロナで相次ぎ規制緩和
【ニューヨーク=吉田圭織】新型コロナウイルスの感染拡大で、気候変動問題への取り組みに逆風が吹き付けている。米国ではエネルギー企業への経済支援を名目に環境規制を緩和した。国連の気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に続き、国際イベントが相次ぎ延期や縮小になった。投資マネーの流入も急速に細っている。世界協調の機運がそがれ、目標の達成がさらに遠のく可能性がある。
トランプ米政権はコロナ危機のさなか...
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