重工3社、頼みの航空乱気流へ コロナ禍で収益低迷
重工大手が稼ぎ頭と位置づけてきた航空関連事業に暗雲が漂っている。2020年3月期の大手3社の連結純利益は全社が減益となった。新型コロナウイルスの感染拡大で世界中で航空需要が蒸発。米ボーイング、エアバスなど航空機大手が相次ぎ大幅な減産を打ち出し、主要部品やエンジン整備を収益源に位置づけてきた各社には痛手となる。
「新規の機体やエンジンの需要回復には数年を要するだろう」。IHIの井手博最高執行責任者...
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