島津製作所、PCR検査事業に参入 1日最大300検体分
島津製作所は4日、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査について、検査受託事業を始めると発表した。新たに専用の施設を設け、1日最大300検体分の検査を請け負う。島津は最大1時間で検査が可能な試薬の提供を進めており、コロナ関連の製品・サービスを強化し、懸念される第2波の到来に備える。
島津子会社で検査受託を行う島津テクノリサーチ(京都市)が担う。京都市からこのほどPCR検査を行うための衛生検査所としての認証を得た。約2千万円を投じて、専用の検査施設を設置。専門の技術者らが検体を扱う。当面は1日40検体の検査を想定する。京都府市などを中心に感染者が増えた場合、行政検査として請け負う。
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