日韓外相ドイツで会談へ 15日にも 元徴用工訴訟や韓国議長発言で
河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は15日にもドイツのミュンヘンで会談する方向だ。日本企業に賠償命令が出た元徴用工訴訟や従軍慰安婦問題で天皇陛下に謝罪を求めた韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長の発言が議題となる見通し。米朝首脳会談に向け連携も確認する。
15~17日に開くミュンヘン安全保障会議に出席する機会を活用する。両外相は1月23日にもスイスで会談している。
日本政府は韓国の裁判所が新日鉄住金の資産差し押さえを認めたことを受け、1月9日に日韓請求権協定に基づく協議を韓国に要請した。期限とした2月8日までに回答がなかったため、12日に督促した。河野氏は会談で早期の協議受け入れを求めるとみられる。
文氏の発言についてはすでに外交ルートでくり返し抗議しており、河野氏は改めて謝罪と撤回を求める見通しだ。
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