東京電力の小林新会長、試される「解体」の覚悟
東京電力ホールディングス会長に三菱ケミカルホールディングスの小林喜光会長が就任する。不祥事が相次ぐ東電HDのガバナンス(企業統治)立て直しが期待されるが、その先に控えるのは東電の抜本処理だ。そこに踏み込めるのか。胆力が試される。
「安全確保と信頼回復が使命」
小林氏は記者会見で「安全の確保、信頼の回復を主導していくことが使命だ」と述べた。三菱ケミカルHDの経営改革を進めた実績や、経済同友会代表幹...
連載の続きを読む
ビジネスの最新動向やDXやSDGsへの取り組み、スタートアップ企業の動向などを特集。ビジネス専門紙「日経産業新聞」のコンテンツをまとめてお読みいただけます。