「GMへの補助金停止を検討」 トランプ氏がツイート
【ニューヨーク=平野麻理子】トランプ米大統領は27日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が北米5工場の閉鎖を決めたことを受け、ツイッターに「GMに対する全ての補助金の停止を検討している」と投稿した。トランプ氏は前日26日にも、記者団に対し「GMはオハイオ州にすぐに戻ったほうがいい」などと不満を表明していた。
トランプ氏は米政府が2008年の金融危機後にGMに公的資金を注入したことを念頭に、「米国はGMを救ったのに、これがお礼か!」と強い憤りを示した。停止する補助金には電気自動車向けのものも含まれる。現在の制度では、GMなどの電気自動車を購入した消費者は7500ドル(約85万円)の税控除を受けられる。
GMは26日、販売が低迷しているセダン・小型車の組み立てなどを担う5工場での生産を2019年をメドに停止すると発表した。トランプ氏は27日のツイッターへの投稿で「(GMは)メキシコや中国の工場は閉鎖していない」とも指摘した。