宝塚歌劇で新たに7人感染 クラスター発生、計11人に
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は6日、同市の宝塚大劇場で2日から上演を取りやめている花組公演「はいからさんが通る」で、新たに出演者5人とスタッフ2人の計7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
4日に判明した4人と合わせ、歌劇団関係者の感染者は計11人となり、兵庫県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。同県では6日、過去2番目に多い61人の感染が判明した。
同歌劇団によると、新たに判明した7人はいずれも軽症か無症状で、自宅で療養中。スタッフは観客に直接応対する業務には就いていなかった。
全出演者とスタッフ計237人がPCR検査を受け、陽性が確認された11人以外は結果待ちの1人を除き陰性だった。
同公演は9月5日までだが、歌劇団は既に8月16日までの中止を決定。東京宝塚劇場と梅田芸術劇場(大阪市)では予定通り公演を継続するものの、念のため、全出演者のPCR検査を進めているという。
歌劇団は「皆さまにご不安とご迷惑をお掛けすることとなり深くおわび申し上げます。感染予防策を改めて見直し、皆さまに安心してご観劇いただける体制を整えて参ります」とのコメントを発表した。〔共同〕
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?