相次ぐ住宅建設遅延や停止 インド、バブル収縮か
無法地帯へ規制、裏目に
インドが住宅市場の混乱に揺れている。2年前の法規制導入や昨秋来の信用収縮で多くのマンション建設が工事の遅延や停止に追い込まれ、融資していたノンバンクの不良債権が増える悪循環に陥っている。2008年リーマン危機以来の低成長に沈みつつあるインド経済で、根の深い構造問題の1つになっている。
「カネは払った。早く私のマンションを完成させてほしい」――。マンションの前払い価格200万ルピー(約300万円)...
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