五輪マラソンは大通公園発着 札幌市と組織委合意

2020年東京五輪のマラソンを巡って18日、大会組織委員会と札幌市、北海道の実務者による協議が開かれ、発着点を大通公園とすることで合意した。組織委は札幌市中心部を2周するコース案も提示し、道と市から大きな異論は出なかった。今後地元関係者などと協議を進める。
組織委は12月上旬に開催される国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で諮り、承認を得たい考えだ。
札幌市内で開かれた協議で組織委がコース案を示した。毎年夏に開催される「北海道マラソン」のコースを参考にした。市中心部を周回するコースにすることで、警備やボランティアのほか、選手への給水ポイントの設置など効率的に運営できるメリットがある。

今後、12月上旬に開かれるIOCの理事会で承認されれば最終確定する。大通公園は夏場にイベント会場としても使われ、大規模な観客席を仮設するのが難しいため、組織委は観戦チケットなしでマラソンを開催する見通しだ。
日程については男子が8月9日、女子が8月2日とする当初通りの予定で開催する考えを組織委が説明。男子マラソンは五輪の閉会式と同日の開催になるが、放映権の都合などから日程の変更が難しかったという。競技直後のドーピング検査に時間を要するため、出場した選手が円滑に閉会式会場となる東京へ移動できるかどうかは今後、検討する。
競歩も大通公園を発着地とすることで合意した。マラソンと同じ大通公園を活用することで運営施設を集約させ、コストを抑えるという。
マラソンと競歩を巡っては10月に国際オリンピック委員会(IOC)が暑さ対策として開催地を東京から札幌へ変更する計画を発表した。開催地の変更を受けて組織委は現地を視察するなどして、コースの選定を進めてきた。