半導体に米中不在の鉱脈 日本も探れる再起の道
本社コメンテーター 中山淳史
コロナ禍の都内で適度な距離を保ちつつ直接話ができたのは半導体大手、旧エルピーダメモリ(2012年に会社更生法の適用を申請)の坂本幸雄元社長だった。
昨年、中国政府に請われて紫光集団という現地企業の半導体メモリープロジェクトの立ち上げにナンバー2として加わった。勤務地は神奈川県。だが、設計から人材の採用まで量産の実現に向けて全面的に関与しているという。
坂本氏によれば、中国側には並々ならぬ熱意があ...
自動車、電機など産業動向、経営トレンドに精通。編集委員、論説委員などを経て2017年2月より現職。「GEと東芝」「移動の未来」などで講演多数。2001年の米同時テロをニューヨーク駐在時に取材。アルゼンチン留学も。