五輪チケット、デザイン公表 藍や紅…大会カラー彩る
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は15日、競技観戦チケットのデザインを公表した。大会カラーの紅や藍など4色の日本の伝統色を使い、競技ごとのピクトグラム(絵文字)をあしらった。
五輪は59種類、パラは25種類を用意した。抽選販売でチケットを購入し、かつ紙のチケットを希望した人に5月以降に発行される見通し。開閉会式のチケットは、式典のコンセプトを踏まえた別のデザインを採用する予定という。
用意したのは「藍、紅、松葉、藤」の4色。陸上競技などが実施される国立競技場(東京・新宿)は紅、水泳競技が行われる東京アクアティクスセンター(同・江東)は藍、など会場ごとに色分けされている。
偽造防止のため、ホログラムやQRコードを印字する。ただ点字などは印字されておらず、視覚障害がある人は複数枚を区別するのが難しいため対応を検討するという。
15日からは最後の抽選販売となるパラの第2次抽選販売も始まった。当選すれば紙のチケットを選択することもできる。