ロンドン株19日 大幅続伸 中国などの景気刺激策を期待
【NQNロンドン】19日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は大幅に続伸した。前週末の終値に比べ72.50ポイント(1.02%)高の7189.65で引けた。構成銘柄の約9割が上昇した。日中を通して高値圏で推移した。
中国の緩和的な金融政策が期待されアジア株が上昇した。ドイツでも景気刺激策を検討していると伝わり、欧州各国株式相場がそろって上がった。英国もつれ高となるなか、石油株の値上がりが大きく貢献した。
イエメンの武装勢力カフーシが17日、対立するサウジアラビアの油田施設をドローン(無人機)をつかって攻撃したことを受けて、原油相場が上昇し石油株が買われた。中国の景気刺激策の期待で、銅価格が上昇し鉱業株も買われた。アジア関連株である銀行のHSBCホールディングスも高くなった。ネット専業スーパーのオカド・グループは4%超上がった。同社についてJPモルガンが、競合他社に比べビジネスモデルが優れていると評価し株価目標を引き上げたことが好感された。旅行のTUIも大幅高となった。
半面、金価格の下落を受けて関連のフレスニージョが売られた。保険のプルーデンシャルも軟調だった。