被災地での起業、志で支える 地域活性化へ奔走
復興の担い手たち(4)
「思い描いていた未来よりは遅れているかな」。東日本大震災の被災地で企業の創業を支援するMAKOTO(仙台市)の竹井智宏社長(46)は、会社設立から10年を前に現在の事業状況を冷静に評価する。
数百社の創業に関わる
震災をきっかけに務めていたベンチャーキャピタルを退社し、2011年7月にMAKOTOを設立した。これまでに創業支援などで関わった企業は、投資先20社強も含めて数百社に上る。仙台市や東北...
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2011年3月11日に起きた東日本大震災からまもなく10年。被災地では新たな復興の担い手たちが育っている。住民の暮らしに寄り添い、地域に活力を取り戻そうと奮闘する人々の姿を追った。