香港デモ、出口見えず混沌 政府の強硬姿勢が裏目に
【香港=木原雄士】6月に始まった「逃亡犯条例」改正案をめぐる香港の大規模デモは31日、13回目の週末を迎えた。警察は集会やデモ行進を許可しなかったが、若者らは投石や放火など過激な抗議を展開した。活動家や民主派議員の一斉逮捕など政府の強硬姿勢が裏目に出た。デモ参加者の戦術も一貫しておらず、今後の行方は混沌としている。
「中国は怖いが、ここで声をあげなければ自由な香港が消えてしまう」。デモに参加した...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り797文字