Jパワー、洋上風力建設で海底調査に着手 道南の日本海
Jパワーは26日、北海道南部の日本海側に洋上風力発電所を建設するため、近隣の海底調査に着手したと発表した。調査期間は10月中旬までを予定している。せたな町から上ノ国町にかけての沿岸で、ヘリコプターや船舶に搭載した測定機で海底の深さを調べる。調査結果を踏まえ、建設可否を最終判断する考えだ。
同社は最大で出力72万2千キロワットにおよぶ大型プロジェクトの実現をめざし、1日から住民向け説明会を複数回にわたり実施していた。稼働時期は未定だが、30年ごろをメドに検討している。同社はせたな町と上ノ国町で陸上風力を運営しており、既に同地域に事業基盤を持っている。