オムニビジョン系、仙台市に半導体の開発拠点
半導体画像センサー大手の米オムニビジョンのグループ会社、ウィル・セミコンダクター・ジャパン(横浜市)は2021年1月に仙台市に研究開発センターを設ける。電源を制御するための半導体の設計開発などを担う拠点とする。
25日、仙台市役所で薄井明英社長が郡和子市長に立地表明書を提出した。薄井社長は仙台市への設置について「優秀なエンジニアがそろっている」と理由を挙げた。10人ほどの技術者が勤務する。
オムニビジョンは監視カメラなどに使う超高解像度のCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサー大手だ。グループ企業のウィル・セミコンダクター・ジャパンは半導体製品の設計開発や販売を手掛ける。
仙台の研究開発センターは同社にとって日本で3カ所目の拠点となり、センサーなどの電源制御やモーターに使う半導体回路の設計などを進める。