中国の「勝利」 世界は違和感
中国が全国人民代表大会(全人代)の5月開催を決め、世界に先駆けてコロナ危機を脱しつつある。それなのに、国際社会が祝福する機運は乏しい。厳しい言論統制がもたらした初動の遅れを棚上げし、一党支配の優位を訴える中国に、世界は厳しい視線を注ぐ。
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は27日夜、立て続けに2カ国の首脳と電話で協議した。イランのロウハニ大統領とネパールのバンダリ大統領だ。それぞれの国に対し...
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