免許取得時の学科教習、オンライン化 国家公安委員長
小此木八郎国家公安委員長は13日の閣議後の記者会見で、運転免許証を取得する際に受講する民間の指定自動車教習所の学科教習をオンライン化する方針を示した。「関係団体と調整している。できるところから着実に取り組む」と述べた。
公安委員会から指定を受けた自動車教習所は全国におよそ1300校ある。新規に普通自動車免許を取得する際は学科教習26時限、技能教習34時限を受ける必要がある。卒業すれば警察での技能試験が免除されるため、新規免許取得者の大半が通っている。
道路使用許可などの一部手続きをメールで申請できるシステムの導入も検討する。「2021年度の早い時期の運用開始を目指し、警察庁で作業を進めている」と明らかにした。