マラソン大会で48人搬送 熱中症か、4県で
各地で気温が上がった22日、群馬、新潟、富山、岐阜の4県で開催されたマラソン大会で、参加者のランナーや沿道の観客ら計48人が熱中症とみられる症状で病院に搬送された。消防によると、群馬県内であった大会に参加した男性2人が重症という。
5500人超が参加した群馬県の「前橋・渋川シティマラソン」では、男女16人が吐き気や手足のしびれを訴え、運ばれた。実行委員会は暑さに備え、給水用のスポンジを増やしたり、注意喚起をしたりしていたという。気象庁によると、前橋市の最高気温は30.5度だった。
岐阜市で行われ、川内優輝選手(埼玉県庁)も参加した「ぎふ清流ハーフマラソン」では、男女21人が搬送された。岐阜市のこの日の最高気温は29.7度だった。
新潟県の佐渡市と見附市で開かれた大会でも、20~70代の男女7人が高熱や脱水症状を訴え、病院に運ばれた。
富山県魚津市で開催された「魚津しんきろうマラソン」でも20~40代の男女4人が搬送された。正午前後に相次いで意識がもうろうとするなどの症状を訴えたという。魚津市では午後0時半ごろに最高気温となる25.4度を観測した。〔共同〕