伊、一帯一路の覚書締結へ 中国主席訪問に合わせ
【ローマ=共同】イタリアのコンテ首相は8日、習近平中国国家主席の今月下旬のイタリア訪問に合わせ、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」に関する覚書を交わす方針だと明らかにした。一帯一路への参加は「わが国にとって良い機会になる」と述べた。
コンテ氏は4月下旬に北京で開かれる一帯一路に関する国際会議に出席する意向も示した。地元メディアによると、欧州ではギリシャやポルトガルなどが既に中国と覚書を交わしているが、イタリアが一帯一路に参加すれば先進7カ国(G7)では初になるという。
国際社会の一部には中国主導の国際秩序形成への警戒感があるが、会議にはロシアのプーチン大統領やフィリピンのドゥテルテ大統領、マレーシアのマハティール首相が参加すると伝えられている。