埼玉・川口市、地元舞台のマラソン映画を製作
埼玉県川口市は地元を舞台にした映画を製作する。埼玉県と共催する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の15回目を記念して、オープニング作品として上映する。市民にもエキストラとして参加してもらい、映画祭への親しみを高める。
映画のタイトルは「君がまた走り出すとき」。応募のあった約50の作品から、中泉裕矢監督の企画が選ばれた。作品は東京やロンドン、ボストンなどの世界6大マラソンを走破した市内在住の古市武さん(78)をモデルにした物語だ。
市を中心にロケ地を選び、マラソン大会のランナーや観客役などのエキストラを募る。同市は製作費などとして2018年度予算に約3500万円を計上している。
今年の映画祭は7月13~22日まで開催する。デジタル映画をテーマにしたイベントで、若手監督による作品製作や上映を後押しする狙いもある。