小池都知事、国際金融都市構想を正式発表
東京都の小池百合子知事は9日の定例記者会見で、アジアの金融ハブを目指す「国際金融都市構想」の骨子を正式に発表した。金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックの先端企業や新興資産運用業者などの外資誘致の促進に向けて、都税の法人二税軽減の検討を盛り込んだ。特区税制などによる国税の軽減も掲げた。
構想骨子は具体的な施策を網羅的に列挙。金融を社会的課題の解決に役立てるため、都民生活の向上や持続可能な街づくりなどに貢献する業者を表彰する「東京金融賞」(仮称)の創設も明記。民間のグリーンファイナンス(環境金融)促進も打ち出した。