鈴木夕張市長、北海道知事選への出馬表明
4月の北海道知事選を巡り、夕張市の鈴木直道市長は29日、札幌市内で記者団に「北海道知事選挙に無所属で出馬をする決意を固めた」と述べた。2月1日に記者会見を開いて立候補を正式に表明する。鈴木氏は今後、自民党と公明党に対して推薦を求めていく考えも示した。
鈴木氏は「政治家、鈴木直道を育ててくださった夕張の皆さん、北海道の皆さんの思いに応える責任ある結論を出したいと申し上げてきた」と出馬を決めた経緯を説明。鈴木氏が知事選への出馬の意向を固めたことで、全国唯一の財政再生団体である夕張市のトップは交代する。
自民党北海道連の執行部は鈴木氏の擁立に向けて調整を進めているが、道内の一部の市町村長や経済界などが国土交通省の和泉晶裕北海道局長の擁立を求めていて、候補を絞れていない。
鈴木氏は1981年生まれで埼玉県出身。99年に東京都に入庁し、2008年に夕張市へ派遣。11年4月に全国最年少の市長として夕張市長に就任し、現在2期目。