東芝、グループ内で水力発電関連事業を統合
東芝子会社でエネルギー事業を手掛ける東芝エネルギーシステムズと東芝プラントシステムは13日、12月1日付で両社の水力発電関連事業を統合すると発表した。プラントシステムの同事業をエネルギーシステムズに集約し、効率化を図る。
東芝は2019年11月、当時上場子会社だった東芝プラントシステムに対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。TOBは成立し、東芝プラントシステムは20年1月に東芝の完全子会社となっていた。
水力発電事業は両社とも手掛けてきたが、今回新たに統合することで事業の効率化と拡大を狙う。技術などの経営資源を効率的に運用できるようにし、今後、中国などアジア向けの小型水力発電設備の販売などを強化するという。(矢尾隆行)