中国、気候変動で主導権狙う 60年にCO2排出実質ゼロ
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は22日、2060年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする目標を国連総会一般討論のビデオ演説で明らかにした。具体策には触れなかったが、「パリ協定」からの離脱を表明した米国に代わり、気候変動問題で世界の主導権を握る狙いがあるとみられる。
習氏は「CO2の排出量が30年までにピークを迎え、60年より前に実質ゼロを実現するよう努力する」と主張。「中国の...
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