クレジットカードとは キャッシュレス決済の9割
きょうのことば
▼クレジットカード 利用者が信用によって先に買い物などをして、後から利用した分を支払うしくみ。月ごとに利用できる額は、利用者の年収や過去に借金の返済が滞ったことがあるかなどによって決まる。日本は現金を使わないキャッシュレス決済のうち、およそ9割がクレジットカードによる支払いとなっている。返済はカード会社に利用額を一括で支払う以外にも、複数に分けて支払う分割払いなどがある。
小売店などの店舗がカードを使えるようにするためには、カード会社と契約を結びVISAやマスターカードなどの国際カードブランドを使えるようにする必要がある。小売店はカードによる売り上げのうち、数%を管理するカード会社に支払うため、中小の事業者にとっては一定の負担となる。
日本のキャッシュレス決済比率は約2割と他の先進国に比べて低い。そのため経済産業省は今年4月に発表した「キャッシュレス・ビジョン」で、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割まで引き上げることを目標としている。キャッシュレス決済によって現金の管理コストを低減できるほか、利用者のどこで何を買ったかという個人データの利活用が期待されている。