5G電波割り当て、4月10日に 総務省が公表
総務省は8日、次世代無線システム「5G」の実用化に向けて、4月10日に大手携帯事業者に第1弾の電波を割り当てる方針を公表した。これまで3月末ごろと見込んでいたスケジュールを明確にした。初の割り当てに向けて、電波監理審議会(総務相の諮問機関)で3月13日に事業者から計画内容を聞き取ることも決めた。
5Gはこの夏にも一部実用化が始まる見通し。現在の携帯通信に比べて最大伝送速度が100倍に達し、2時間の映画を3秒でダウンロードできるとされる。通信の遅れもほとんどなくなり、遠隔医療や建機の遠隔操作など幅広い産業への応用につながるとの期待もある。