かばんから出さずスマホ決済 ドコモとソニーが実験
レジ前に立つと無線で特定
NTTドコモとソニーは5日、スマートフォンをかばんやポケットから取り出さずにスマホ決済するシステムの実証実験を始めると発表した。消費者がレジ前に立つと、無線でスマホの場所を特定し会計処理する。キャッシュレス決済の利便性を高め、普及拡大につなげる。
実証実験は10日からドコモとソニーの社内でそれぞれ疑似的な店舗の空間を作って実施する。レジ待ちで並んでいる別の消費者のスマホで決済しないように、レジから電波を発信する。レジに一番近い位置に立っている、レジの正面に立っている、レジ前に止まっている、といった条件を満たす消費者のスマホを特定する。
複数のスマホを持っている場合は、エラーとなり決済ができないようにすることを検討する。20年1月23~24日に東京都内で開くドコモのイベントで一般消費者が体験できるコーナーも設ける。