運休していた長崎港~鯛ノ浦、新会社が就航
経営破綻した五島産業汽船(長崎県新上五島町)の元従業員らで設立した新会社「五島産業汽船」は19日、破綻した会社が運航していた鯛ノ浦(新上五島町)~長崎港(長崎市)の就航を始めた。20日には発着する2つの港で就航セレモニーを開催する。同航路については同業の九州商船(長崎市)も運航する意欲を持っている。
就航初日には2往復4便に計34人が乗船した。明日以降の予約も入ってきており、トラブルもなかったという。新会社の松林剣介統括部長は「やっと就航にこぎ着けた。乗っていただいた方には感謝の気持ちでいっぱいだ」と話した。
20日には午前7時30分から地元の鯛ノ浦でテープカットなどを実施し、午前10時30分からは長崎港で開催する。新会社の藤原圭介社長のほか、長崎県や地元の新上五島町の関係者らが出席する。
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