サウジ記者殺害疑惑、遠い幕引き 説明に矛盾多く
皇太子の信用失墜
【ドバイ=岐部秀光、ワシントン=中村亮】トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者、ジャマル・カショギ氏が殺害された疑惑を巡り、サウジ検察当局が20日、同氏の死亡を初めて認めた。国際社会の批判の強まりを前に、当初の説明を覆して早期収拾を図る狙いだが、説明の不自然さは否めない。ムハンマド皇太子の信用失墜は避けられず、中東混乱に拍車がかかる可能性がある。
サウジ検察当局や外務省などの説明などによる...
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