ボーイング、737MAXで韓国LCCと販売契約 事故後初
【ニューヨーク=中山修志】米航空機大手ボーイングは19日、韓国の済州航空と小型旅客機「737MAX」最大50機の販売契約を結んだと発表した。10月下旬にインドネシアで墜落事故を起こしたのと同じ機種で、販売契約を公表するのは事故後初。市場関係者に需要をアピールする狙いもあるとみられる。
済州航空は韓国の格安航空会社(LCC)大手。ボーイングは40機の確定受注と、10機の追加オプション契約を交わした。受注額はカタログ価格で最大59億ドル(約6600億円)。
ボーイングは同日の発表文に「経済性に優れた737MAXは、成長戦略のために理想的な旅客機だ」という済州航空のコメントを記載した。米連邦航空局(FAA)などが事故原因を調べており、結果によっては受注に影響が出る可能性もある。
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