サントリー傘下の米蒸留酒大手、CEOにバラディ氏
サントリーホールディングス(HD)は4日、傘下の米蒸留酒大手ビームサントリーのマット・シャトック最高経営責任者(CEO、56)の後任に、アルバート・バラディ最高執行責任者(COO、53)が2019年4月1日に就く人事を決めた。シャトック氏は非常勤の会長に就任する。14年に買収した同社との統合で一定の効果が出てきたと判断した。
シャトック氏は買収前の09年3月にCEOに就任。サントリーHDの新浪剛史社長とともに統合作業を進めてきた。高級ジンなど世界展開を見据えた商品も相次ぎ生まれている。新体制で統合効果をより深め、蒸留酒世界最大手の英ディアジオや、2位のペルノ・リカールを追い上げる。
バラディ氏は日用品世界最大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や、米清涼飲料大手ペプシコなどを経て、11年にビームに入社した。18年1月にCOOに就いていた。
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