ニューヨーク市も夜間外出禁止令 1日深夜~2日未明
【ニューヨーク=河内真帆】ニューヨークのデブラシオ市長とクオモ州知事は連名で1日、ニューヨーク市の夜間外出禁止を発令した。同日午後11時から2日午前5時まで(日本時間2日正午から午後6時まで)の外出はできなくなる。同時にニューヨーク市警は通常の倍の8000人が警戒にあたる。ミネソタ州の白人警官による暴行で黒人男性が死亡した事件への抗議デモが全米に広がる中、週末にはニューヨーク市でも店舗に暴徒が押し入る略奪事件が相次いだ。
すでに首都ワシントン、サンフランシスコなど40以上の都市で夜間外出禁止令が出されている。ニューヨークの市内各地でも抗議活動があり、週末に約千人が逮捕された。デブラシオ市長の娘のキアラさん(25)も抗議活動に参加していてマンハッタンで一時逮捕された。
米メディアによると、すくなくとも過去数十年はニューヨーク市全域を対象とした夜間外出禁止令は発動されていない。
知事も市長も「合法な抗議活動は支持する」と共感を示した。一方で、「抗議に名を借りた強奪行為は許されない」と禁止令を発動した理由を説明した。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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