山形大農学部、慶応大と単位互換協定
慶応義塾大学総合政策学部、環境情報学部と、山形大学農学部は15日、学生が相手先大学で履修した授業について単位を認める単位互換協定を結んだ。慶応大の両学部は湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)が本拠地だが、慶応大先端生命科学研究所が立地する山形県鶴岡市のキャンパスにも30~40人が常駐しており、学部間の交流・協力を促し相乗効果を狙う。
初年度となる16年度春学期に単位互換の対象となるのは、慶応大の「ゲノム分子生物学1」、山形大の「食品衛生学」「クリーンエネルギー利用論」。将来は大学院生にも広げていく。コンピューターを駆使するバイオテクノロジーの慶応大先端生命科学研究所と山形大農学部の間では共同研究も始まっている。
慶応大は鶴岡工業高等専門学校とも単位互換制度による共通授業を2016年4月から始める予定。山形大農学部との協定締結により、鶴岡市内に立地する3つの高等教育機関の間で単位互換による学生交流が始まることになる。
慶応大の両学部が他校と単位互換協定を実施するのは、鶴岡高専と山形大学農学部が初めて。