阪急電鉄、新型車両の全照明をLED化 電力消費半減

阪急電鉄は21日、騒音を減らし、省エネ性能を高めた新型車両「1000系」を報道陣に公開した。すべての照明に発光ダイオード(LED)を使い、今後置き換える車両と比べて電力消費量を半減させた。28日から神戸線で運行を始める。
1000系では効率が高い新型モーターを採用して熱の発生を抑制。冷却用に風を吹き込む開口部が不要になり、車内に騒音が伝わりにくくなった。客室内の騒音は従来比で約40%低減したという。設置が難しかった前照灯にもLED照明を使い、車内で使う全照明のLED化を実現した。
阪急電鉄にとって7年ぶりの新車両で、「マルーン色」と呼ばれるおなじみの外装色は踏襲した。来年3月までに神戸線と宝塚線、京都線で計4編成を旧型車と入れ替える。