日産、米で自動運転車公開 レーザーなどで標識読み取り
日産自動車は21日までに米カリフォルニア州で開催中の製品・技術展示会で自動運転車を披露した。車に備え付けたレーザーとカメラで他の車両や道路標識などを読み取り、交差点などを自動で走行できる。実用化の時期は明らかにしていない。自動運転の研究はトヨタ自動車や独フォルクスワーゲン(VW)なども進めており、開発競争が本格化しそうだ。
試作車は電気自動車(EV)「リーフ」を改造した。車両に備え付けたレーザーとカメラを使って車の周囲360度を監視して障害物や他の車両、標識などを検知する新技術と、レーザーなどで収集した情報を高度に解析・処理する新技術を組み合わせた。対向車の動きを検知しながら交差点を通過できるほか、対向車との間合いを計りながら路肩に停車中の車を適切に避けて追い越すことができる。
自動運転車は大手自動車メーカーのほか、インターネット検索最大手の米グーグルなどIT(情報技術)大手も研究を進めている。日産も自動で駐車する自動運転車などを公開している。