新基準値の100ベクレル、群馬産牛上回る 1頭からセシウム
群馬県は16日、渋川市内の畜産農家が出荷した牛1頭から、政府が4月1日から適用する新基準値(1キログラムあたり100ベクレル)を上回る同134.4ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は農家に対し、この牛肉の販売自粛と焼却処分を要請した。
県は昨年8月から牛肉の全頭検査を続けているが、2月に新基準値の導入が決定して以来、100ベクレルを超える牛が見つかったのは初めて。今回の検査結果を受け、畜産農家に対して飼料の管理を改めて徹底するよう呼びかけている。