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双葉町長「私たちを国民と思ってますか」 首相に

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福島市で開かれた「原子力災害からの福島復興再生協議会」で8日、東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町の井戸川克隆町長は「私たち双葉郡民を日本国民と思っていますか。法の下に平等ですか。憲法で守られていますか」と野田佳彦首相に問い詰めたことを明らかにした。

終了後、井戸川町長が記者団に語った。首相は「大事な国民である」と答えたという。

町長は発言について、事故後、双葉町が多くの問題を抱えたままとした上で「あるのは放射能だけ。平等になっていない」と述べた。

この日、首相が協力を要請した双葉郡内への中間貯蔵施設については「いろんな問題が解決されないのに一方的に話が進むのは納得できない」とあらためて設置反対の意思を示した。

また、政府が検討を進めている警戒区域の見直しで、居住できる目安を年間20ミリシーベルト以下としていることに関しては「(20ミリシーベルト以下で)安全と思っている安全委員会の委員の家族に住んでもらって、安全を確認させていただきたい、と申し上げた」と話した。

双葉町は警戒区域に指定され住民が避難している上、役場機能も埼玉県加須市に移転している。〔共同〕

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