3原発で冷却ポンプ一時停止 福島第1など
東電施設で電圧トラブル
東京電力は17日、福島県田村市の「南いわき開閉所」で午後4時10分ごろ、電圧が瞬間的に低下するトラブルが発生したと発表した。このトラブルで東電福島第1、第2原発と、東北電力女川原発1号機の冷却ポンプが一時停止したが、大きな影響はなかった。
日産自動車栃木工場の生産ラインも午後4時すぎから約2時間停止したが、生産計画への影響はないという。東電は、関東広域で電圧低下が起きたことは確認したが「具体的には把握していない」としている。
南いわき開閉所は広野火力発電所(福島県広野町)の電力を福島第1、第2原発や関東方面に送る役割があり、東北電力と電力融通をする役割をしているという。今回のトラブルは、開閉所内の機器故障が原因とみて調べている。
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